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2019.06.11

アイルランド政府食糧庁 アジアに第3事務所を開設

本日、ボード・ビア(アイルランド政府食糧庁)の東京事務所が新設された。同庁は今後、14の海外事務所からアイルランドの食品および飲料を世界的にPRしていくこととなった。

ボード・ビアは優先市場での成長機会を精査し、日本市場をアイルランドの食品・飲料輸出TOP5に入る優先市場に位置付けた。ボード・ビアが日本への投入資金を拡大すれば、アイルランドの生産者・輸出企業にとって日本で市場シェアを獲得する機会が増えることとなる。今年の2月1日に発効された日・EU経済連携協定(JEEPA)による追い風もあり、アイルランド食品・飲料の輸出企業は、最高の品質と安全基準に価値を置く日本市場において、より競争力のある位置に付いた。

欧州企業は年間10億ユーロを関税として日本向けの輸出に支払っている。JEEPAによりこの大部分が省かれると、世界最大の自由貿易圏が生まれることとなり、特に、乳製品・豚肉・牛肉を始めとする農産物の輸出において有利となる。

マイケル・クリード(Michael Creed, TD)農業・食糧・海洋大臣は、日本・韓国への貿易視察二日目に東京で会見し、東京事務所の開設は、『Food Wise 2025』(訳注:アイルランド農業食品セクターの10ヵ年計画)達成に向け、アイルランド産食品の輸出を拡大させようという同国政府の意気込みの表れだと語った。

マイケル・クリード大臣は、「東京の駐日アイルランド大使館内に設置されたボード・ビアの新事務所は、『Food Wise 2025』達成に向け、日本はもとより成長が見込まれるその他アジア諸国に対する、アイルランド産業界の希望を支える存在です。」とし、

「2017年の貿易視察や市場優先順位の研究、そして日本市場への関与を深める中で、アイルランド産業界のために継続可能なビジネス関係を育てるという現在の取り組みは、将来性に富んだ確かなものであると確信するに至りました。私たちの戦略を論理的に進めると、日本市場で存在感を上げることが次のステップとなり、今回の東京事務所新設により、アイルランド農業食品セクターの足跡を世界により広げられることを嬉しく思っています。」と述べた。

ボード・ビア(アイルランド政府食糧庁)タラ・マッカーシー長官は、「ボード・ビアの東京事務所新設は、アイルランド産食品・飲料を日本に広めようと私たちが真剣に取り組んでいる証です。今後、ボード・ビアは同地域で新しい関係を築き、消費者および市場に関する知見を深め、新規顧客および同地域での新規機会獲得に向け企業をサポートするわけですから、数年内にこの投資には相当な見返りがあるでしょう。日本でアイルランドの知名度が一気に上がることが予想されるラグビーワールドカップ開催ちょうど3カ月前の東京事務所開設は、時期としても申し分ありません。」と述べた。

また、「日本は世界トップクラスの乳製品・牛肉輸入国で、わが国の食品・飲料産業が様々な場所で自らの可能性を解き放とうと躍起になっている今こそ、大きな成長が見込める市場です。わが国には、アイルランド産食品・飲料を持続可能性のリーダーに押し上げるべく作られた、オリジン・グリーン(Origin Green)という他国にはない総合的な施策があります。食品の産地を気にかけるような目の肥えた消費者を抱える高度に発展した市場で、オリジン・グリーンは最も頼れる差別化ツールとなるでしょう。」とした。

日本は現在、アイルランド産豚肉およびチェダーチーズの第4位の輸出相手国であり、牛肉・魚介類の輸出相手国としても看過できない存在で、その重要性は増している。ウイスキー・その他リキュールの輸出先としても将来的に期待が寄せられている。

マッカーシー長官は続けて、「対日輸出は、2008年の2500万ユーロから2018年の約1億1500万ユーロへと、堅調に伸びを続けています。この成長を支えているのは主に乳製品・豚肉ではありますが、牛肉・魚介類・加工食品・アルコール類も輸出品目に加わりました。」と述べた。

新設されたボード・ビア東京事務所は、シンガポールに拠点を置くボード・ビアの南アジア・東アジア本部の管理下に置かれる。2016年に設置された同本部は、インドネシア・ベトナム・マレーシア・フィリピン・タイ・シンガポール・韓国・日本の市場を受け持っている。

ジョー・ムーア氏が日本および韓国の市場専門家としてアイルランド政府食糧庁日本マネジャーに任命された。この任務の一環として、ムーア氏はボード・ビアの日本におけるオペレーションを構築しつつ、韓国市場にも責任を持つ。同氏は、日本企業の戦略についての理解を深めるために今年の上半期を当て、数々の有力企業を訪問してきた。既存の貿易関係をより発展させ、アイルランドの輸出企業のためにさらなる機会を発掘するための準備は整ったというところだ。

ムーア氏はダブリンのトリニティ・カレッジ出身。ダブリンの駐アイルランド日本大使館勤務、アイルランド・日本間の科学研究における交流を促すプログラムである国際戦略提携アワード(International Strategic Cooperation Award:ISCA)コーディネーターという経歴を持つ。最近では、ラグビーU19日本代表チームがアイルランドを訪問した際に通訳 兼 連絡係として活躍した。

英語:https://www.bordbia.ie/press-releases/bord-bia-opens-japan-office/